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「教育難民」 2006.11.22
イジメ、教育基本法改正「改悪」問題について書いたり、しゃべったりすることが続いた。
多くの意見のなかで、案外忘れられている点がある。
米国では一日ほぼ2500人の高校生が中退する。
英国では年間、6万人の不登校児童生徒がいるが、そのうち2万人が「イジメ」を原因としている。
中高の出席率は日本がヨーロッパと比較すると断然優秀で、韓国にさえ勝っている。
日本の学校制度は数値の上では、欧米よりも機能している。
問題はむしろ機能させようとする圧力が生徒に過大なストレスを与えている点だ。
機能させようということ自体が、そもそも不可能なのだ。
ここはコイズミンタッチでいうと、「学校をぶっ壊せ」というのが正しい。
欧米、日本も近代社会が生みだしたこの学校制度そのものが、社会の実像と子供の意識と乖離している。
同じ年齢の子がいっせいに入学し、クラスという一つの空間で、教師のもとに「学ぶ」というシステムは早晩先進国では解体するだろう。
そのことを視野に入れていない、教育制度の微調整は、まちがいなく余命10年というところか。
そのあとは大量の実質的な教育難民(大卒をふくむ)と一部少数のエリートが残るだけだ。


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